2012年6月17日日曜日

創作物語 「ネネコ」 第1回

第1回 あらすじ 利根川に住むネネコというカッパと小学校三年生のマリの心のふれあいの物語です。 マリは、兄の勇気と母の三人でくらしており、母は重い病気にかかっています。 医者のつぶやきにわずかな望みをいだき、 マリは五月の初めの明るい月の真夜中に利根川にネネコをさがしに行きます。 川に落ち、目がさめると、そこにネネコのケン、キロ、その両親、 そして、おじいさん・・・幸せなネネコの家族がいました。 人間とネネコの悲しい話をネネコのおじいさんから聞かされます。 昔は仲が良かったのに、人間たちのわがままのために、たくさんのネネコたちが死にました。 ネネコは自分たちの幸せを守るために、人間の前に決して姿をあらわさないことを決め、静かに生きてきました。 人間とネネコが友だちになることは、おたがいに不幸になることなのです。 でも一緒にいると心が通います。 マリは思います。 友だちでいたい、この家族と仲良くしたい、お母さんの病気に効く薬がほしいと。 ケンとキロに、薬を作ることを熱心にたのまれたおじいさんは、 危険な人間たちの世界に入っていく決心をし、 そして、ネネコの家族は、みんなで力をあわせます。  ネネコの姿が人に見られテレビにとり上げられてしまいます。 ケンたちはそんなことを知らずに、少しでも長生きができる薬をけんめいに作り続けます。 マリは自分のせいだと思い勇気とともに知らせに行く決心をします。 刀根川村にたくさんの取材の人たちが集まります。 危険を知らせに行くマリと勇気。 薬を届けに喜んでやってくるケンとキロ。 月夜は大雨に。マリと勇気とケンとキロは、追ってくる人間たちからひっしで逃げます。  二週間後、利根川と江戸川が分かれる所で再会します。 ケンが吹く葦笛の曲は夕日の沈んでいく川に響きます。 マリは、その葦笛を縦に二つに割り、そしてもう二度と会わない決心をするのです。 明日から第2回お話が始まります。

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